富 はいどうも こんばんは〜 熊 こんばんは〜 ようこそ いらっしゃいました 富 僕が富田和明です 熊 僕が熊谷修宏です よろしくお願いしま〜す 富 いや〜 今年も暑い暑い夏がやってきましたよ 熊 暑いですね〜 アッという間の一年でした 富 早かったね 熊 去年のちょうど今頃と言えば富田さん この同じ劇場で まだ間違った方向性になる前の公演をやってたんですよね 富 ちょっと待って熊ちゃん 間違った方向性って何? 声までそんな力が入って 僕はここでこれからの和太鼓の歩むべく正しい道を示そうとしてるんだから ね ぜんぜん間違ってないの 熊 そうなんですか? 富 でも確かに一年間は早かった 熊 早かったですよ そうそう 今年は夏が来る前に 盛り上がりましたね 富 あっ 知ってた? はいはい ありがとうございます 僕も和太鼓のワークショップ『太鼓アイランド』というのを自分で主宰しているんですけど 始めてからもう五年になりました 嬉しいです それで五月の末に五周年記念祭を横浜でやりましてね 大勢の方が来て下さいまして盛り上がりました ありがとうございました 熊 いやいや違いますから富田さん 誰もそんなこと聞いていませんよ 富 違うの? 熊 なんですか太鼓アイランドって? そんなローカルな話しても誰も判りませんよ やめてくださいよ 富 みなさん知ってますよ 少なくとも今日来て下さってる方は 熊 盛り上がったと言えば ワールドカップ(手振り付きで)ですよ 富 こんなこと(手振り付きで)しないと言えないの? ワールドカップって 熊 モヒカン頭が流行ったじゃないですか! 富 モヒカン頭? そう言えばね 熊ちゃんの髪型も ずいぶん今日 気合い入ってるよね 熊 僕はいつも気合いが入ってるんです バリバリですから 富 それもワールドカップ効果? 熊 やめてください違いますから 僕はもうず〜と前から このベアーヘアーなんですから 富 なに?ベアーヘアーって 熊刈り頭? 英語でわざわざ言わなくてもいいでしょ 熊 どっかの何やらカムヘアーと一緒にしないでくださいよ 富 ベッカムヘアーとはっきり言えばいいじゃないのよ 熊 やめてくださいよ 富 そう言えばね ベッカムと会ったのよ僕 熊 またまたまた富田さん テレビで見ただけじゃないんですか? 富 違うのよ ベッカム オーエン アシュリーコール イングランド代表チームが淡路島でキャンプやったんです そこで僕は淡路島出身ですから 彼らを迎えるのに僕が太鼓を叩いてくれないと困ると言われましてね 呼ばれて行ってきたんです 熊 ホントですか? 富 彼らが初めて淡路島に到着してホテルに入場するところで 僕がこうやって後ろ姿で大太鼓を叩いているところの後ろを通り過ぎたんです 熊 それって通り過ぎただけでしょ 会ったって言わないですよ 富 そうかな「私の背中を通り過ぎた男たち」って週刊誌のタイトルにでもなりそうでしょ 熊 なりませんよ 富 そうですか でも熊ちゃん今回のワールドカップ 僕は淡路島でイングランドチーム歓迎の太鼓を叩きましたが 前回 四年前のワールドカップでは フランス・パリで太鼓を叩きましたよね 熊 そうそうパリですよ そうですよ それを最初に言わないと 富 急に乗ってきたね態度が 熊 だってパリまで行ったんですよ それであれだけ盛り上がった決勝戦の余韻がまだ収まらない競技場のピッチに出ていって さっきまでジダンやロナウドが走り回っていた芝生の上で太鼓を叩いたんですよ 富 競技場の中も外も興奮のるつぼだったからね 僕もあの時は確かに緊張してたよ ピッチに出ていくまで こうやって ヒザがガクガクしてたもんね こんな感じでした 熊 そうですか 富田さんまで緊張するんですか? 富 武者震いですよ 熊 僕はぜんぜん緊張しなかったですよ 富 やる気がなかったんじゃないの 熊 違いますよ 早くもうピッチに出たっくってしょうがなかったですよ(と言いながら元気よく準備運動を始める) 富 熊ちゃんなにやってるの? 熊ちゃんがサッカーやるんじゃないでしょ 僕らは太鼓を叩きに行ったんでしょ! 熊 そうですか すぐ近くにいましたからね ひょっとしたら出られるんじゃないかと思って 富 出られませんよ ワールドカップなんですから でもあれから四年がたったんだよね 熊 信じられませんね 早いですね 富 一年も早いけど四年間もアッという間だね‥‥ 熊 そうですね 僕の四年前と言えば まだ東京打撃団のお手伝いでの出演でした 富 そうだよね まだあの時 熊ちゃんはメンバーじゃなかったんだよね その後ね パリから帰ってきてから正式なメンバーになって 熊 はい 頑張りました 富 それが今や 今年の一月からは 新生東京打撃団のリーダーですからね 熊 ありがとうございます 富 ちょうど僕と なんか逆のコースだね 熊 はあ そうですね 富田さんの場合は 四年前は東京打撃団のメンバーで 富 そうそう メンバー 熊 その後一人になって 富 独立した っていって下さい 熊 それで最近は 時々東京打撃団のお手伝いをやって 富 ゲスト出演 っていって下さい 熊 後は田舎に帰るだけですか・・・ 富 そうこの歳になると田舎の空気が恋しくって タマネギも作りたいし‥‥‥ってやめなさいよ まだ帰さないでくださいよ まだまだ僕はやりたいことが一杯あるんですよ 熊 そうなんですか 富 やっと去年の十二月に和太鼓新紀撃もスタートしたばっかりだしね 熊 はいはい判りました 富 今日もこんなにたくさんのお客さまが来て下さってるんですから ね みなさまありがとうございます 熊 ありがとうございます 富 それではここでちょっと聞いてみてもいいですか? 熊 どうしたんですか?急にあらたまって‥‥ 富 実はですね‥‥ |
※この後も開演前の無打話はまだまだ続く。まだ公演は始まっていない。
無打話をお聞きになりたい方は、公演会場にお早めにお越し下さい。また聞きた
くない方は、開演時間ギリギリにお越し頂くか、無理矢理にでも聞いて下さい。
毎回皆様のお耳を汚しております。申し訳ありませんが、お付き合いください
※Photo/青柳健二 衣裳/鴇田章+伊藤晴美 撮影協力/兎小舎 今後の 和太鼓★新紀撃 ご案内
和太鼓★新紀撃 01 広島
11月23日(土・勤労感謝の日)午後4時開演/開場30分前
会場/日本福音ルーテル 広島教会 広島市中区鶴見町 2-12
?082-241-3695
入場料/全席自由・前売り3,000円・当日3,300円
主催/K.A.B Company 詳しくはこちらを
special support /太鼓本舗かぶら屋 協力/NOBU Friends 打組
(問)K.A.B Company 土井 ?&Fax 082-509-0320 kab-com@muse.ocn.ne.jp和太鼓★新紀撃 02
12月13日(金)夜・7時開演/14日(土)夕・5時開演
会場/カメリアプラザ・カメリアホール 東京都江東区亀戸駅前
?03-5626-2121
入場料/全席自由・前売り一般3,500円・前売り会員3,000円
主催/門仲天井ホール出前コンサートPJ
共催/(財)江東区地域振興会
協賛/アサヒビール株式会社 ブロンドール株式会社
(問)門仲天井ホール ? 03-3641-8275 または 打組 utigumi@tomida-net.com ? 045-913-5582※6月号が発行されませんでしたので、夏号を合併号とせず、
7月と8月、二度に分けて発行いたしましたみなさまのご意見、ご感想をぜひお寄せ下さい! Copyright 1999-2002 Tomida Kazuaki. All rights reserved.
インターネット版 『月刊・打組』2002年 8月号 No.78
電網・打組、富田へのご意見、ご感想、ご質問は、
Eメール utigumi@tomida-net.com まで
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