インターネット版●

富田和明的個人通信

月刊・打組

2005年 6月号 No.102(6月20日 発行)


ゆめみるたいこのおとのたまてばこ

神戸・太陽の子保育園にて

5月16日

 あかるい!明るい!! 神戸・太陽の子保育園は申し分なく明るかった。

 

 

 くまさん、とみんな(先生方や子供たち)から呼ばれている園長さん始め、保育士の皆さんが楽しそうでした。

 子供たちが楽しいのはもちろんのことです。

 

 園によっては、園長先生が少し威厳を持ったように振る舞っているところもありますが、この太陽の子ではまったくありません。

 

 

 そこが素晴らしい。

 大学卒業してすぐに保父さんになり、それからこの道30年?ずっと子供たちの中にいたからでしょうか?

 

 

「みのるほど、首を垂れる稲穂かな」

 

 

 なかなか自分ではできませんが、肝に銘じている僕が好きな言葉です。

 この園のくまさん、短い時間しか接していませんが、僕はとても良い印象を持ちました。

 

 

 

 そんな皆さんに迎え入れられて、太鼓と会場の準備をしました。

 前回は2月1日、神戸で何年振りの大雪が降った日で、今日はその仕切り直しの『たいこのおとのたまてばこ』です。

 

 気持ちの良い風薫る五月、その言葉通りの空です。

 

 

 朝10時前。子供たち120人ほど(0歳児から5歳児まで)が、太鼓の音のトンネルをくぐるところから始まりです。

 

 

 僕があいさつに一曲叩き、その後くまさんのタイコ。

 そして子供たちと話をしながらタイコで遊びます。

 子供たち全員が、タイコも叩き、お母さんお父さんも叩き、仕上げは先生方。最後に僕の大太鼓で締めました。

 

 

 最後僕が大太鼓を叩いているすぐ横で0歳児が四人ほど頭を並べて寝てました。その寝顔を見ながらの太鼓です。まったく泣きません。まったく起きません。

 ちょっと他では叩けない環境でした。

 

 

 たいこのおとをきいていて、どんなゆめをみていたかな。

 

 

 

 

 

 

 

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太鼓の音のトンネルをくぐります

くまさん(園長先生)の太鼓で「たまてばこ」を開けました

太鼓の音を聞きながら寝ています

お母さんたちも叩きました

子供たちももちろん叩きます

最後は富田が叩きます

こんなに近くで寝ていました

まだ寝ています。もう起きません

今度、たまてばこが開くのはいつになるでしょう‥‥‥

Photo/太陽の子保育士の皆様&Tomida


インターネット版 『月刊・打組』 2005年6月号 No.102

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