インターネット版●

富田和明的個人通信

月刊・打組

2006年 5月号 No.108(5月5日 発行)


GWの整理棚 理想の笑顔

20年前のあの日-1986年冬の佐渡で-

5月5日

 今年もGWがやってきた。

 もうすぐ終わりですが。

 

 世間の多くの皆さまが、休暇を楽しむ期間、太鼓アイランドはほぼ休業といったところです。

 時間がたっぷりあるような気がして、日頃溜まっている事務所の整理整頓に手を付けようとしましたが、僕の悪い癖で、

「ありゃ!これがこんなところに‥‥」

 捜したい時には出てこないのにな〜。と、感慨に浸ること多し。

 まったくはかどっていません(いつものこと)。

 

 今回も、昔のお写真の束が、目の前に現れました。

 

 確かこれは、1986年の冬だと思いますが、日付は不定です。

 

 青春出版社の雑誌の取材でいらしたカメラマンの方が、後で現像して送ってくれた白黒写真の束でした。

 カメラマンの方のお名前も判りません。申し訳ありません。

 

 僕が28歳の冬。

 一番、元気だった頃ですが、写真を見る限り、あまり機嫌はよろしくないようであります。この日は。

 

 当時は、取材陣が連日押し寄せて来ていまして、カメラを見ただけで僕は嬉しくないのです。

 無理矢理、笑っているような気がします。

 

 今でもたまに取材は受けますが、やっぱり苦手。

 基本的に恥ずかしいのです。

 宣伝して、喋って、写真を撮ってもらって、皆さんに知っていただいて、興味を持って頂いて、コンサートに来ていただかないといけないのですが、恥ずかしいのです。

 今でも。

 

 恥ずかしがり屋ですが、無視されるのも寂しい。

 矛盾していますので、これも自己嫌悪。

 

 

 でも、今の方が楽しんでいますよ、やっぱり。

 当時は、体の調子が良くてもいつも悩んでいた(主に恋か?)。

 それをかき消すように懸命に太鼓を叩いていました。

 

 あれから20年。体は若返りませんが、気持ちはどんどん若返っているワタクシです。

 

 昔に戻りたいとは思いませんが、懐かしいです。

 50を目前に、想い出捜しをしてしまったGW。

 

 

 しばし、20年前の佐渡に、お付き合い下さい。

 場所は、新潟県佐渡島(旧・真野町)大小 稽古場。

 

 

 

そんなGWに、待ちに待ったイラストが届きました!

鼓童時代のファンの方で、造形作家?

僕も詳しくはよく解っていませんが、名古屋市在住の奥崎裕子さんこと遊鼓(ゆうこ)さんからです。

太鼓芸能生活 30周年記念企画のイラストを昨年からお願いしてあったのです。

 

こんな笑顔が理想の、僕です。

 

※これはイメージであって、実際には太鼓を背負っては歩きません。 イラスト/遊鼓(ゆうこ)

 

30周年企画の発表は、6月の予定です。

お楽しみに

 

 

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GWが終わったら、また始めましょう!

 

インターネット版 『月刊・打組』 2006年5月号 No.108

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