インターネット版●

富田和明的個人通信

月刊・打組

2006年 12月号 No.112(12月12日 発行)


トラック・カンタービレ

トラックがやって来た!

12月11日

 今日は朝から晴れ。

 

 だいたい私は、このところついている。というか、これまでの人生でお天気はほとんどが味方だと思っている。

 雨が降っては困る時には、大抵晴れだ。ありがたい。  

 

 まずは、ウォーキングで二時間半、いつもの散策公園一周コースで汗を流して風呂に入り、愛車ハイエースのお掃除。やっぱりお互いにきれいな体でお別れしたいですからね。

 

 プレハブ事務所の中に入れてあった太鼓も青空の下に出し、仕方なく母屋の縁側に日干ししてあった(一応、雨には当たらない場所で)太鼓も持ち寄り、駐車場に太鼓を並べていつでもトラックが来たら入れられるように広げ、待った。

 もう我が家は、太鼓とその台関係、道具類などにほとんど占領されかかっていましたから、最早トラックの助けを求めなくては、どうしてもいけない状態だったのです。

 

 そこへ昼過ぎの12時半?

 

 いきなりやってきたカトー自動車 の高橋さんが運転する、次期愛車になるトラック。

 眩しい太陽の光を浴びて白さがよけいに眩しかった。

 

リフト付き2トン10尺パレットバン。美しいですよ。眩しい白さ!

 

 トラック代金の支払いを済ませて、太鼓を一つ一つ積み込んでいく。

 まずは大太鼓をハイエースからトラックに移動。

 

ハイエースでは可哀相になるくらい、目一杯の大きさでした

 

それをトラックに移動。

 

 

こんな風に広々になりました

 

 その後も、太鼓類をどんどん入って行きました。

 私の太鼓道具類のほとんどが入って行きました(まだまだあるんですが、主な太鼓はだいたい入った)。

 これで新着トラックに新大太鼓とこれまでの太鼓類を無事運び入れました。

 

 

太鼓入れ替え積み込みまでお手伝いを頂きました、カトー自動車 の高橋さんと。 とても親切丁寧な対応で、ありがたかったです。 みなさんもトラック・バス・冷凍車を買う時には(って、あまり買わないかと思いますが・・・)、ぜひカトーさんのHPも覗いて見てください。

 

 

 

 

 デッカイ。。。。。。。。。。

 

 こんなに入ってしまって、後は運転ができるかどうかが問題。

 何年ぶりだ?トラックの運転は・・・・。

 マニュアル車も久しぶりだし・・・・。    

 全部の太鼓を入れてしまってこのままどこかにぶつけてしまったらエライことになる。

 

 慎重に発進!

 のはずが、まるで暴れ馬のように上下運動を小刻みに繰り返しながら発進。    

 

 いやいや、危ないところだった。  

 冷や汗をかきながら、まずはご町内を一周。そしてなじみのホームセンター『コーナン』と『オートバックス』、それからJOMO。    

 

 長さは前のハイエースより28センチ長いだけだけど、幅も23センチ広がったし高さが3メートルになった。これが問題なのです。

 動ける範囲が前と同じというわけにはいかなくなりました。

 

 車から降りると、ホッとしました。

 いかん、まだ運転に力が入っているようだ。  

 いきなり友達。。。。というようにはいかない。トラックと仲良くなるにはやはりお付き合いの時間が必要だ。

 

 

 夜、今日は珍しく家にいた。  

 

 そして「のだめカンタービレ」を見る。  

 たまにしか見られないけれど、月曜日はこれが楽しみ。

 しばらく見ないうちにドラマはどんどん展開していて、さっぱり筋は判っていないのに楽しめる。

 

 終わって、僕も久しぶりにピアノを弾く。  

 僕の場合はただ、もうめちゃめちゃに弾いているだけ。終わって一人で拍手。アンコール。

 もう一回また滅茶苦茶に弾いて、拍手。    

 

 ピアノはまともに弾けないけれど、鍵盤を叩いているだけで音がとても気持ちがいい。  

 

 我が家は狭いけれど、太鼓以外にも、三味線、ギター、ウクレレ、沖縄三線、中国二胡、篠笛、オカリナ、トランペットなどが適当にしまわれていて、思い出した時に引っ張り出してくる。

 

 最近はずっと大太鼓とトラックの事で頭がいっぱいだったけれど、やっぱりピアノの音は素晴らしいです。    

 トラックは一番新しく我が家にやってきた楽器なのかもしれない、などと今ふとそんな気になった。

「cantabile/カンタービレ」は「歌うように」という意味らしい。  

 

 トラックも歌うように乗りたいものであります。

 

 

 

 

大太鼓にトラック、次は手動パワーリフターを買えば、一人で台まで乗せられます

よっしゃ〜!

 

しかし、ここで悲しい別れも‥‥

2000年1月から連れ添ったハイエースハイルーフスーパーロング

 

 

七年弱でしたが、命を掛けて共に暮らしを支えてくれました

ありがとう!!!

 

さようなら‥‥

 

 


インターネット版 『月刊・打組』 2006年12月号 No.112

 

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