おめでとう!

門仲天井ホール開館20周年記念・打組和太鼓企画3公演が決定!


東京は門前仲町にありますとても小さなホール・門仲天井ホールで初めて公演させて頂いたのは、1997年12月のことでした。もう12年も前ですね。当時40歳の私と、28歳の佐藤健作が二人で公演したのが最初で、これが和太鼓体感音頭シリーズの始まりでした。

この時は、お手伝いの方も少なく、舞台の準備はほとんど二人とホールの支配人であ る黒崎さんと三人でやったのです。あの時、私は(私たちは)若かった〜。

それからも毎年のようにここで叩いていますが今年、このホールがめでたく開館20周 年を迎えるということを聞き、それでは、と、ドドドーンと夏・秋・冬三本のライブ を企画させて頂くことになりました!

去年も夏冬と二本やりましたが、今年は三本ですよ。

夏打は、私以外が全員20代の若手太鼓打ち、関根まことと加藤拓哉は東京打撃団のエー スですが、これからの太鼓界を担っていく二人だと思います。冬打は、昨年と同じ四人組。井上高田組とまた楽しい舞台を作りたいと思います。

そして秋は、齊藤栄一氏との『トーク齊富』の実現です。

前回公演からもう六年も経ってたんですよ、年を取るはずですね。初回にして前回の 公演は、今記録ビデオを見ましても我ながら「よくここまでやってたな〜」と感心してしまいますが、体が動くかどうかは別として(頑張ります)、今回も気持ちは負け ていない。あの超人・齊藤栄一氏のパワーに再び触れて脱皮したい(どこが?)と思っ ています。

毎回、門仲ホールでの公演は満員御礼ではありますが、いらした方はお判りのはず、とても小さいホールなのです。ここで目一杯演っております。面白くないはずがない のでございます。

3公演、それぞれ共演者が違います。同じメンバーで同じ場所で演っていても、日に よってお客様によってまったく出来も雰囲気も違ったりするのが、アナログ世界ですよ。

手に触れて、匂いをかいで、味わって頂けるような太鼓世界なのです。

どうぞこの機会をお見逃しなく、お越し下さい!お申し込み、お待ちしております。

 


門仲天井ホール開館20周年記念・打組和太鼓企画

第二弾!

 

6年振りに復活・和太鼓お笑いトークライブ

和太鼓トーク齊富(サイト)2009

 

10/9)暮夜7時始め

10/10)夕刻5時始め

10/11)午後3時始め

/開場30分前

前座出演が開演15分前頃よりございます

できましたら、お早めにお越し下さい!

富田 和明/TOMIDA Kazuaki

淡路島生まれ。横浜放送映画専門学院(現・日本映画学校)在学中に初めて和楽器と出会う。役者の道を目指しつつも1977年、和太鼓公演に感銘を受け、20才で「佐渡國鬼太鼓座」入座、その後「鼓童」旗揚げに参加。89年夏に退座。佐渡を離れ、四年間の中国留学に。帰国後、 再び太鼓の世界に復帰1995年自らの太鼓活動組織「打組」(うちぐみ)を結成、同年「東京打撃団」旗揚げに参加。2002年退団。これまでに世界31ヶ国以上、1700回以上の舞台に出演。現在、個人での演奏活動の他、和太鼓ワークショップ『太鼓アイランド』を主宰 詳しいプロフィールはこちら

齊藤 栄一/SAITO Eiichi

1982年、「鼓童」のメンバーとなる。以来、中心的プレイヤーの一人として国内外の公演に参加する。 舞台活動のほか、太鼓の合宿ワークショップ「鼓童塾」の講師としてもお馴染み。ユニークなキャラクターが持ち味で、パワー溢れるワークショップを展開する。最近は、 KASA主催北米ワークショップツアーや、国内各地で開催される太鼓ワークショップ(出前ワークショップ)でもそのパワーを発揮している 鼓童HPより

Photo/MIYAGAWA Maiko(saito)

出演/富田 和明/齊藤 栄一(鼓童)

 

入場料/全席指定・前売3,800円(当日4,000円)

 

 

 

全席指定ですが、お求めはすべてエリアでご希望をうかがいます

(A・B・C・D/Dのみベンチ座布団席)

お求め順にて、よいお席から確保させて頂きます


完売後は、当日券の発売はありません。

ご了承下さい。

※実際の座席配置とは若干異なることがあります

 

前売り受付

希望公演日、希望エリア、枚数、をお書きの上、

お名前、ご住所、連絡先メール、連絡先電話番号を書き添え、お申し込み下さい

打組から案内が届いている方は、お名前だけでかまいません

 

●お問い合わせ・チケットお申し込み/ 打組
utigumi@tomida-net.com
メールが一番確実です

Tel&Fax 045-913-5582
留守番電話になっています。ご用件、お名前、お電話番号をメッセージに入れてください
後ほどこちらからお電話を差し上げます

 

 

制作協力/北前船 演出協力/平沼 仁一

舞台監督/神成 敏之 照明/篠木 一吉

衣裳/伊藤 晴美 太鼓協力/浅野太鼓楽器店

 

おまけ・三日間の日替わりお楽しみ

前座出演(予定)

開演10〜15分前から登場

 

10/9(金) 太々喜亭玉祭

10/10(土) バナナおぢさん

10/11(日) 太々喜亭玉祭&バナナおぢさん

 

 

和太鼓トーク齊富・再演に寄せて 

鼓童 齊藤 栄一

 

 体感音頭、新紀撃、鶏音鼓発響、etc・・・  富田氏の「言葉」や「音」に対する感覚の鋭さには何時も驚かされる。
 その当て字に於いてはユーモアに溢れ、読む者を異空間へ誘い、そして唸らせる。

 また20年以上前には確かに鍛え抜かれていた、現在では見る影も無い彼の愛嬌ある容姿から繰り出される躍動的でエネルギッシュで燃焼系で独特なリズムは、時に優しく時に激しく聴衆を呑み込み包み込み抱き込み抱え込み最後は突き放し、他では決して味わう事の出来ない新しいジャンルの太鼓芸術として、鋭く時代に食い込んで行くに違いない。

 

 よしっ、書き出しとしては、こんなもんかな。

 それにしても、"あなたに鶏鼓" "夏打・海打・太鼓打"?とかも、冷静に考えれば要するに、おやじギャグでしょう。
 まぁ確かに発想の柔軟さは凄いけど、どちらかって云うと呆れるよねぇ。

 ところで何故か「トーク齊富」だけは正確に読んでもらえない事が多い気がするんですよね。
 この間も「トークさいとみ、再演するんですね。」って。
 まっ、どーでもいいかぁ。

 

 それにしても、初演から6年も経つんですねぇ。

 何やったか殆ど覚えてないけど、ピアノ対決だけはもう勘弁だなぁ。  今回は何やるのかなぁ・・・

 実は今、ギリシャに来てるんですけど、トーク齊富の事を考えただけで、もう気持ちが門仲天井ホール(開館20周年おめでとうございます)に一瞬にして飛んで行くんですよ。
 最初から最後まで熱いコンサートだったもん。

 いや熱いと云えば、ここギリシャは暑いですよ。
 今日は14年振りにパルテノン神殿に行って来たけど、ここで演奏したんだよなぁ。
 満員のお客さんの拍手凄かったよなぁ。あの頃はまだ髪の毛あったよなぁ。懐かしいなぁ・・・

 あっそうそう、トーク齊富ね。

 

 ホント二人っきりで良くやったよぉ、終わった時はフラフラで倒れそうになってたもんなぁ。

 倒れそうと云えば、先日のイタリア滞在中にピサの斜塔に行って来ましたよ。いや、ホント傾いているのね、あれ。

 で、あの傾きを手で支えてるバカ写真(遠近法を利用したデジタル加工してない生写真。バナナおぢさんのバカ写真シリーズ、ご存知で無い方はこちらご覧下さい。1月6日の記事)を撮ろうと思ったんだけど、観光客がみんなやってるのよ。
 まぁでも正式なバカ写真はセルフタイマーで撮らなきゃイケナイから、奴らのはバカ写真なんかじゃないわ。ふんっ!

 あらあら、トーク齊富よね。

 

 そう云えば、今回はバナナおぢさんとしても参加させて頂けるので、今から皆様にお会い出来るのがとっても楽しみですわ。

 楽しみと云えば、やはりこうして色んな国を旅してると、その国の名物料理なんかを食べられるのが嬉しいですねぇ。

 アタシの場合、特にお酒ね。

 今回のヨーロッパツアーはワインの名産地のイタリア・フランス・スペイン・ギリシャを廻る旅だから最高。去年はチリにも行ったしねぇ。オーストラリアのワインも美味しかったなぁ。あぁもちろんカリフォルニアも忘れちゃイケナイわ。

 あぁぁ、そう、トーク齊富。

 そう、もう今から楽しみ!

 ねぇ、富田さん、打ち上げでは何を飲みましょう!

 

 六月吉日 ギリシャにて

  

※写真はイタリアのピサ大聖堂にて

 

 

 

トーク齊富、東京再上演に向けて

打組 富田 和明

 

 東京のこんな場所に、こんなホールがあったなんて‥‥、ここに初めて足を踏み入れた方は必ず小さな驚きを胸に宿すに違いない門仲天井ホールが、開館してちょうど20年になるという。
 
実は私が鼓童を離れてからも、今年が20年なんです。佐渡にいた時間が12年ですから、もうその後の方がずっと長くなりました。

 

 6年前の秋、14年振りに齊藤栄一氏と再会して作った舞台『和太鼓トーク齊富』もこのホールで初演され、当時、大変御好評を頂きましたが、あまりにも大変だったのでしばらく再演の話は盛り上がりませんでした。

 しかし、二年前の私が太鼓芸能生活30周年を迎えた年に、退座後初めて佐渡に呼んで頂き、燃えさかる夏のECフリンジ木崎神社で、30分スペシャル版「トーク齊富」として上演されたのです。

 そして一年後の昨年秋、栃木足利「南国文化食堂」での「トーク齊富」ライブに繋がった訳ですが、そのリハーサルも兼ねた埼玉草加での交流会前夜、栄一氏と飲んでいる時に体調を崩し、その翌日入院するはめになりました。

 

 下の会話は、草加市在住Nさん運転の車で、最初に行ったクリニックから入院することになる市民病院に向かう間、車内で栄一氏に
「今日、オレは参加出来なくなったけれど、これだけはみんなに伝えてくれ」と言って話したものです。

 

富田(T)みなさ〜ん、明けましておめでとうございま〜す!

齊藤(S)どうしたんですか、トミダさん!

T)まだ今年皆さんには言ってなかったと思って。

S)そりゃそうですけど、遅すぎますよ、もう9月ですから。だんだんとまた新しい年が近づいていますけどね‥‥。

T)早いもんだね、月日の流れるのは。

S)そうですね、もうびっくりします。

T)僕が指導で毎月この草加に通うようになってからでも、もう5年以上の年月が流れてるんだけど、昨日、びっくりした!

S)何にびっくりしたんですか?

T)草加の駅前にあんな立派なビルが建ってたんだね、駅前は昨日初めて行ったから びっくりしたよ。

S)よくある地方の駅前って感じですけどね。

T)でも、さすが草加だね、ホテルの部屋に入って一番びっくりした。

S)何に驚いたんですか?

T)布団がセンベイだった!

S)ああ、僕の部屋もそうでしたよ。

N)へぇ〜そうなんだ!

T・S)そんなわけないでしょ!!

N)私、ホントにそうだったのかと思っちゃった。

T)でもね、この布団で寝ていたらフランスの香りがしたんです。

S)ホントですかトミダさん?どこがフランスの香りだったんですか?

T)この布団の上で寝ていたらね‥‥、パリッとした響きが聞こえてきたんです。

S)‥‥トミダさん、言いたいことはそれで終わりですか?‥‥‥もう黙って入院し てて下さい。

T)栄一、後は頼んだ!

S)判りましたから、黙ってて下さいって!

 

 病院は幸い一週間で退院し、その一週間後に「南国文化食堂」でのライブ本番を迎えた。みんなに散々心配されながら、無理矢理夢中で叩きましたが、まだ本調子ではありませんでした。ただ私も必死でした。
 
無事に終えられたのは、一重に齊藤栄一というベストプレイヤーが一緒だったからです。

T)栄一、また一緒にやってくれるか?

S)もちろんですよ。やりましょう!

 

 このタイミングで頼まれれば、いくらなんでも断りづらかったのでしょう。
 
しめしめ、これでトーク齊藤の東京再上演が叶いました。

 彼と一緒に過ごした時間は7年間でしたが、青春の7年間は長く、また充ちていた。

 今やらなければ、もう二度と出来ないかもしれない、彼としかできない舞台と時間がここにあります。
 
少ない稽古時間で、後は当日の舞台上での即興バトル。

 何が起こっても進行していく太鼓ライブ。

 また富田が倒れて、急遽齊藤だけになった一人舞台の方を観たいって?

 そうはさせません!

 今度は、トーク齊富2009ライブが無事終了した後に、あの草加の夜から封印しているホッピー焼酎割りを飲んでブッ倒れたいと思います。

それまでは倒れません。

 

 

※写真は、淡路島明石海峡大橋の袂にて‥‥道楽中

 

 

 



企画・主催/打組
協力/門仲天井ホール 太鼓アイランド

 

UPS(打組公演サポート隊)
中村 光子 矢崎 一美 小田嶋 直子 宇田川 泰子 佐藤 きや子 伊村 葉子

小野 和子 金子 美枝子 高柳 寛子 高山 雅子 関田 茂/黒崎 八重子/与那嶺 幸代

公演のボランティアスタッフ(USP)に参加して頂ける方も、募集中です。 富田まで一声お掛け下さい



 

 

会場/門仲天井ホール・Art Kitchen

東京都江東区門前仲町 1-20-3 8F Tel 03-3641-8275

地下鉄大江戸線「門前仲町」6番出口徒歩1分 東西線「門前仲町」3番出口徒歩3分/1Fがモスバーガー

 


●地下鉄でのお越しが大変便利です(東西線、大江戸線)。

 ホールに駐車場はございません。お車の方は、一般コイン駐車場をご利用下さい(空きを捜すのに時間がかかることがありますので、お車の場合は充分に時間の余裕を持ってお越し下さい)。

 

 

 

電網・打組、富田へのご意見、ご感想、ご質問は、

Eメール utigumi@tomida-net.com まで

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