月刊・打組 2008年 2月号 No.117(2月3日 発行

富田和明 太鼓芸能生活三十周年記念

特別企画 / 山野實 写真展

YAMANO MINORU Rainbow Photo gallery

『懐かしの佐渡國鬼太鼓座、鼓童時代的富田和明 SNAP×SNAP』

おまけ 第三部 鼓童後的 1991.7.19〜2007.10.5

No.57-1991.7.19 成田空港にて

中国留学中に一時帰国した富田が、また北京に戻る。見送りに来た平沼/t

あいつはこれからどうすんだろうなあと、心細い成田空港の見送りだったが‥‥/y

No.58-1995.3.1 東京築地・兎小舎にて

山野さんに淡路阪神大震災お見舞いコンサートを開いて頂く

終演後、お手伝いの皆さんと、買ったばかりの二尺長胴浅野太鼓と、スキンヘッドの私/t

後ろで地震のように震えている書は、福間 明子さん作/y

No.59-2007.5.29 横浜富田自宅縁側にて

山野さんと写真展の打ち合わせの後に/t

この時は、どんな写真展になるのか皆目見当がつかなかった/y

No.60-2007.5.29 横浜富田駐車場にて

新トラック「TAIKO ISLAND 号」と共に

この中に新大太鼓道具一式はじめ、ほとんどの太鼓が入っている/t

こんなデッカいトラックを買ってしまって、支払い大丈夫?!と心配しながら/y

No.64-2007.6.30 淡路島洲本市にて

淡路島一周160キロの歩き太鼓之旅の八日目。間もなくゴール/t

炎天下、よくぞここまで歩いたと涙が溢れながらシャッターを押す

撮れていないかもと思ったが、俺の腕もさすがだ/y

No.65-2007.6.30 淡路島・千福寺境内にて

ゴール直後に太鼓を叩く。八日間まったく雨が降らず真夏の様な空でした

30周年を記念すべき熱い想い出の一つとなりました/t

長年この後ろ姿は見慣れている俺だが、胸が熱くなる太鼓だった/y

写真をクリックすると拡大します

No.61-2007.8.20 佐渡小木港にて

大平胴の左側で赤シャツが富田

18年振りに佐渡アースセレブレーションに参加したが、メンバーの輪の中に入ったのはこの時だけ

見送りの太鼓に飛び入り参加させてもらって、僕もタイムトリップしたようだった

山野さんは、送られる汽船の甲板から撮した一枚/t

佐渡EC、数えてみたらこの夏で17回通っていたが、送り太鼓で送られたのは初めて

船上から和明の姿がよく見えた

「前に出て太鼓を打て!」と周囲が驚く大声が出た

KODOのメンバーと一緒の送り太鼓。涙でかすんでデッキから離れることが出来なかった/y

No.62-2007.7.1 淡路島・千福寺玄関にて

淡路島一周歩き太鼓之旅を終えて真っ黒に日焼けした富田と、応援に駆け付けて下さった山野さんと/t

Photo/Yamano Akiko

 

今から34年前(1974年)の春、ふとした出会いから佐渡國鬼太鼓座を知り、惚れ、佐渡に惚れ、そして鼓童になってもそれは続きました。

ここでたくさんの方々と出会いました。 グループのメンバーはもちろんの事、離れていったメンバー、その家族、取り巻く有名無名の人々、ファンの皆さん。

私は出来うる限り多くの皆さんを見て、お会いして、応援してきました。和明君もその中の一人です。

一枚一枚の写真を見ると、そこに写っている一人一人の物語、想い出が溢れてきます。

ここでは太鼓を叩いている写真は一枚もありませんが、私には彼らがその時々懸命に叩いてきた太鼓の音が聞こえてきます。

彼らの舞台での晴れ姿、佐渡や旅先でのたくさんの出来事、共に経験した喜び、悲しみ、すべてが懐かしいのです。

時は流れ、人は出会いと別れを繰り返して、生きていきますが、ここにある写真は、私にとって、すべてが昨日のことのようです。

 

最後になりましたが、写真家でも何でもない私が撮ったスナップ写真を、お仕舞いまでご覧頂きまして、誠にありがとうございました。

 

2008年2月3日   山野實

YAMANO MINORU Rainbow Photo gallery

想い出は虹の架け橋のように‥‥明日につながります

写真撮影提供/山野 實  企画・制作/打組

 

第一部 佐渡國鬼太鼓座時代的 1977.10.30〜1981.5.31

第二部 鼓童時代的 1981.8.31〜1989.8.25

 おまけ 第三部 鼓童後的 1991.7.19〜2007.10.5 + 山野挨拶

 

番外-2007.10.5 東京亀戸・カメリアホール ロビーにて  Photo/Aoyagi Kenji

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インターネット版 『月刊・打組』 2008年 2月号 No.117

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